ペットをおうちに招き入れる前にチェックしておきたいのが、動物病院です。
動物病院のことをきちんと理解していないと、ペットを飼ってから「こんなはずではなかった…」ということになりかねませんので、注意しておきましょう。
そのペット、ちゃんと動物病院で診てもらえる?
第一に確認しておきたいのが、ちゃんとそのペットを動物病院で診てもらえるかです。
犬や猫など、メジャーな動物の場合には、たいていの動物病院で診てもらうことができますが、ちょっとでも珍しい動物だったり、個体サイズが小さい場合(ハムスター等)は動物病院では診てもらうことができないこともあります。
まずは自分の飼いたい動物と、近くの動物病院の診療対象動物を確認しておきましょう。
料金は人間の病院よりも遥かに高い!
動物の診察料金というのは人間の診察費とは比べ物にならないくらい高いです。
それは人間の場合には健康保険の3割負担でも、ペットの場合は保険が利きません。10割、全額負担です。
また、ペットという小さな動物を対象にしており、高い技術力も必要です。獣医さんの数も多くはありません。
大学病院のような施設があるわけではなく、ほぼ「開業医」ということからも、病院という施設にもお金がかかっているのです。
ペットはいつケガをしたり、病気になるか分かりません。そのときにお金をどう工面するのか、きちんと考えておきたいですね。
飼い主が納得して通わせることができるか
動物病院にお世話になる機会というのは、意外と多いものです。特に犬や猫の場合には、ワクチン接種がありますので、年に1度はお世話になるのは間違いありません。
そこで、飼い主が納得して通わせられるかです。例えば、以下のような対応をしてくれるのであれば、かなりよい動物病院といってもいいでしょう。
・対応がよい(電話対応もいい)
・他の飼い主と合わない配慮がされている(車での待機、待合室に多めの座席等=ペット同士にストレスを与えない)
・待ち時間を減らす仕組み(30分単位の予約等)
・24時間対応や夜間の対応
・ペットホテルが併設
・獣医の説明に納得ができるか(獣医に信頼ができるか)
・獣医とペットはコミュニケーションが取れるか(扱いが乱暴ではないか)
・料金は明瞭であるか(安いだけがポイントではない)
・口コミは悪くないか
ペットは意思表示はできますが、喋ることができません。ですから、ペットが選ぶというより、飼い主であるあなたが納得できるかが大切なのです。
転院(セカンドオピニオン)も視野に
いざペットを招き入れ、動物病院にかよってみると、「何か違うな」と思うことはあるでしょう。
施設が思ってた以上に汚かった、獣医さんとのコミュニケーションが取れない、待ち時間が異様に長くてペットのストレスになっている…
そんなときは、思い切って転院することも考えていいと思います。
他院にかかったからといって、元の病院に通えなくなるわけではありません。「かかりつけ医」がもちろんベストではありますが、そのかかりつけ医に納得できないのであれば、飼い主にとってもペットにとってもいいことではありません。
実際に「ワクチンはこの病院だけど、かかりつけ医はこっち」という方も少なくありません。
納得できる病院選びをしたいですね。